(要旨)           
<イメージ>
緑の木陰で本を読み、静かに音楽を聴く。木造の校舎で世界の知性と出会い、インターネットで仲間と集う。

<キャッチコピー>
「夢のたまご塾」飛騨アカデミーには3つの課題がある。
1に教育(青少年) 2に教育(教育者) 3に教育(市民
*「イギリスには3つの課題がある。1に教育2に教育3に教育」(ブレア首相選挙演説より)
<夢のたまご塾飛騨アカデミー憲章>
「前文」
 人間は環境の動物です。特に、青少年はその成長過程において彼らを取り巻く環境に大きく影響を受けます。従来、家族・学校・地域によって、それぞれの青少年がそれぞれの個性を育んできました。しかし昨今、家族から地域まで青少年を取り巻く環境は、彼らの育成に必ずしも豊かで健全な影響力をもっているとはいい難い状況です。
 そういう中、私達は2004年2月1日に誕生した飛騨市の自然環境・文化環境・人的環境等を考えたとき、そこに青少年の育成の豊かな土壌としての無限の可能性を見出すことができます。世界に誇る科学の神岡、古川に伝わる伝統文化の源流、そして宮川・河合が誇る手つかずの自然、これらはどのひとつ取ってみても大きな教育力です。さらに、この豊かな教育的土壌のうえには、物質文化に振り回されない豊かな精神生活を送る人々の伝統的生活様式とその中で培われた民・官一体の自治精神の存在は、その可能性を大きくしています。
 新しく誕生した飛騨市はすでに、人間が豊かに成長するための基盤としての教育空間(「学校」)であります。その教育空間で20世紀において日本・世界での文化創造に活躍された知性と、21世紀の文化創造に携わるであろう「知性のたまご」達が出会うことで、今、日本の教育で失われかけている教育の原点が復活し、大きく展開するものと私達は確信します。
 「学校」は夢みるところです。それなくして、知識のみの獲得では個人の人生においても、社会的にもその行為は「不毛」のものといわざるを得ません。
 ここに、私達は従来の学校という枠にとらわれない、教育空間「『夢のたまご塾』飛騨アカデミー」を飛騨市にに創設します。校舎は飛騨市全域であり、飛騨市民の生活空間(言葉・祭り・建物・農作物・山・川・森林)が教室であります。そこに、日本・世界の著名な方々や、日本・世界の文化活動や教育活動を陰で支えた方々をお招きし、先生方の業績と人生とさらなる夢を、膝を交えて子供達に語っていただきたいと思います。
 私達の夢は、青少年へのセミナーを出発点として、近未来には保護者の皆様・教育関係者の皆様・一般の皆様・障害を持った皆様へのセミナーへと拡大し、セミナーの市として飛騨市自身も「教養ある街」として大きく成長したいと思います。


「主文」
<1> 「夢のたまご塾J飛騨アカデミーは以下の2つの目標を担います。
  @人つくり・教育に夢を抱くすべての市民が参加し得る新しい教育空間を創造します。
  A青少年が「自由な学びの時空間」での体験を元に、それぞれの生活空間で明るく強く生きることの
   できる 人間力を身につけ る活動を支援するプログラムを提供します。
<2> 「夢のたまご塾」飛騨アカデミーは<1>の目標のために以下の活動を行います。
  *教育者・研究者の現役・OBの方々や在野での地道な活動をされている方々による青少年への
   「夢」創生のプログラムの実践
  *豊かな自然環境・社会環境の持つ教育力を生かしたプログラムの実践
  *21世紀を生きる青少年に必要な「文化創造の種」「見えない学力」の養成のプログラムの実践
  *初・中等教育を担う人々が自らの教養の涵養に生かせるプログラムの実践
  *飛騨アカデミーから始まり世界に広がる青少年による世界平和の交流ネットワークの創生プログ
   ラムの実践

「1」 基本理念
  21世紀の日本社会の創造者たり得る「人間力」を獲得するための教育空間の創造
  (中等教育後期における新しい教育の実践)
「2」 基本目標

 <飛騨アカデミーが目標とする4つの言語>
  @ 日本語(コミュニケーション能力=伝えるカ・聞く力・世界に誇る日本人の感性の獲得)
  A国際書籍(英語・プレゼンテーション能力)
  B論理的音詩(間問題発見・分析・解決能力)
  C情報言語(情報の意味の獲得・音楽や映像・舞踏などのもつ情報力)
 <飛騨アカデミーが目標とする4つの柱>
   @国際交流
     ア 日本という名の外国: 日本の歴史・伝統文化への理解
     イ アジアと共に:コミュニケーション、異文化理解、共存(共通文化)の理解
     ウ 良くも悪くもアメリカ:書籍、国際化、コミュユニケーション、アメリカの文化
    A 環境への理解
     ア 動物としてのヒト: 地球環境・自然環境、他の生物との共存
     イ 仲間・家族: 学校、教育、家庭、友情
     ウ 街・営み: 街環境、街計画、行政、市民意識、政治、経済、法律、道徳
    B 福祉活動への連帯(飛騨に残る互助の精神)
     ア 自己へ、そして他者へ(共通認識と個性)
       自己の検証、アイデンティティ、思いやり、 健康、メンタルヘルス
     イ 連帯から実践へ:ボランティア
    C 科学・宇宙・夢
     ア 科学するということ:科学的な姿勢とは、言葉・論理学
     イ 科学が切り開く未来、そして夢:生命科学、情報、科学技術、数学、統計
「3」 教育理論
  「豊かな自然と社会環境の中で、高い知性との出会いは青少年の無限の可能性の扉を開く」 
  @ 青年期(15歳〜17歳)に各学問分野の遠景を見せることの重要性(火種の創造)   
      =好奇心を刺激し、新たな発想を育むプログラム
  A 21世紀人への20世紀人の豊かな知性による感化(知性との出会いその1)
    =本物・一流の人間や物が与える感動的なプログラム
  B 基本カリキュラムによる総合的・有機的「知」の体得の基礎作り 
  C 年間を通しての発展的なプログラム(単発で終わらない。) 
  D 子供の後ろに立つ飛騨アカデミー
「4」 「夢のたまご塾j飛騨アカデミーのクラス
  @ジュニアアカデミー…小・中学生を対象とします。
  A シニアアカデミー…高校生を対象とします。
  * ジュニアアカデミーとシニアアカデミーのカリキュラムは一部重複します。
「5」 シニアアカデミーの基本カリキュラム>(知性との出会いその2)
     1コマ=1時間(案)
    ・科学論(2コマ)
    ・歴史学(2コマ)
    ・宗教論(2コマ)
    ・芸術論と芸術(創作活動)(2コマ)
    ・国際社会(実践活動も含む)(3コマ)
    ・物理学(物質の根源)(3コマ)
    ・哲学(人間の根源)(3コマ)
    ・生命倫理(3コマ)
    ・情報(3コマ)
    ・文化論と文化(体験・創作活動)(2コマ)    合計 25コマ
「6」 教育方法(シニアアカデミー)
  @基本カリキュラム用「教科書」(新書レベル)の必読を課題。
      (辞師の著書・教材)…・各社の新書の発刊主旨との共通性
  A年4回のセミナー受講(20世紀人の知性による講義)とデスカッション(実験・体験・創作
    活動を含む)
  B基本カリキュラムの終了後・セミナー受講後の講師の先生と受講者の交流
       (ICT技術・デジタルペン等を利用したレポート提出など)
    (参考)ブロードバンドによる誇義の配信
  B年4回のセミナー修了者には「認定書」(飛騨アカデミーの認定書が価値のあるものへと
    発展させる。)
「7」 セミナー規模(シニアアカデミー)
  @聴講生…青少年(15〜16歳)50名(飛騨市25名+全国25名)、教職員・市民若干名
  A高指数…年間10名程度(基本カリキュラムを代表する先生方)
「8」 教育フィールドと期間(シニアアカデミー)
   *フィールド…飛騨市(古川町・神岡町・河合町・宮川町) 
  @ 8月セミナー は 5日間(開校式と記念講演)

  A 12月セミナー は 3日間(閉校式と記念講演)    計 8日
「9」 設置形態・運営資金(「夢のたまご」飛騨アカデミー)
  @ 市民立(市民の寄付)
  A生徒の参加費
  B 協賛企業の寄付(教育機関と企業のパートナーシップ)
  C飛騨市等行政からの補助(飛騨市の文化創造の・つ)
  D 基金からの援助
「10」 組織(案)
  名誉セミナー長…ノーベル賞受賞者(数名)

  セミナー長…日本の学術研究者OB(1名)
  理事…日本の学術研究者OB(3名)
  講師…飛騨市の関係者+α(=7名)
  サポートスタッフ…大学教授(OB)・学術研究者・教育者・文化人・.在野の活躍者
             小・中・高教員の現役OB・大学生・大学院生・民間のボランティアの方々、
             留学生
  職員…事務職員(2名)ICT職員(1名)
「11」 事務局・オフィス
  
  岐阜県飛騨市神岡事務局(岐阜県飛騨市神岡町東町378 飛騨市神岡振興事務所4F)

「12」 その他
  @退官された先生方(元気のあるリタイア者)の教育力の活用
  A協賛企業・・・教育と企業のパートナーシップ
  B飛騨市教育委員会の協力…・民と官の共同プロジェクト
  C全国の中等教育機関との連携…・中等教育のネットワーク化

「13」 「夢のたまご塾」飛騨アカデミーの2つの夢(将来構想)
   1つ目の夢。飛騨市は、ただ単に「観光」や「産業」で有名であるだけでなく、教育空間としての
   「教育資源」を切り口として、 新しい町つくり・人つくりを推進したい。それは、飛騨市が「教養あ
   る街」へと発展し、社会交流人口の増加とともに、そこに生活する人々の精神的・物質的豊かさ
   につながるものでありたい。(いつも何かのセミナーが開催されている街。ただ単に観光だけを
   するのでなく「セミナー旅行」のできる街)「夢のたまご」飛騨アカデミーはセミナーの街のコアと
   して生まれ、発展するが、 それは将来、各種のセミナー(幼児教育セミナー・障害を持った人々
   のセミナー・学校不適応の生徒のためのセミナー・大人文化のセミナー・受験のセミナー等あら
   ゆる知的セミナー)を開催できる「飛騨セミナーセンター」に発展・解消していきたい。2つ目の夢。
   日本全国には飛騨市に劣らない豊かな教育的土壌を持った街がたくさんある。それらの街で第
   二・第三の「夢のたまご○○アカデミー」が誕生し、多くの青少年が身近で「夢」を体感できる環境
   が整い、「新しい人」(大江健三郎)が育ち、彼らが世界平和と文化創造に寄与することである。
<<実行委員会
<<Consutitution in English
<<会議報告
「夢のたまご塾」飛騨アカデミー憲章

組織
夢のたまご塾 飛騨アカデミー
お問合せはこちら
 
リンク
ゆめたま通信
講師紹介
賛助会
組織
写真集
セミナー
ゆめたまホーム
岐阜県飛騨市より世界に発信  「夢のたまご」を育てようよ!
 宇宙まるごと創生塾 飛騨アカデミー 本文へジャンプ