中村桂子先生 JT生命誌研究館 館長 テーマ: 「生きものはつながりの中に」 メッセージ 毎日花や木や虫たちと、仲よくしていることと思います。自然はすばらしいですね。でも、大地震や津波のように恐ろしいところもあります。そんな自然の中で生きる私たちにとって、一番大切なもの・・・・それが「つながり」。どんなつながりがあるか一緒に考えましょう。 1936年生まれ。東京都出身。 東京大学理学部化学科卒業、東京大学大学院生物化学専攻博士課程修了(理学博士)、国立予防衛生研究所、三菱化成(三菱化学)生命科学研究所人間自然研究部長、早稲田大学人間科学部教授、JT生命誌研究館副館長を経て、現在館長。 |
内田勝先生 岐阜大学地域科学部教授 テーマ: 「映画『アバター』に自然はあるのか?―仮想世界の風景論―」 メッセージ ジェームズ・キャメロン監督の3D映画『アバター』は不思議な魅力を持った作品です。最新鋭のCGを駆使して作られたがゆえに、宇宙のかなたの星の美しい自然を愛する主人公がまるで、仮想世界での冒険に熱中するあまり、現実の世界をおろそかにするゲーム中毒者のようにも見えてしまうのです。そんな主人公の冒険を3Dメガネ越しに眺める観客は一体何をしているのかを考えることで、好ましい「風景」のイメージを介した人間と自然環境との関わりを探ってみたいと思っています。 1962年 三重県津市生まれ 1985年 東京外国語大学外国語学部英米語学科卒業 1988年 東京外国語大学外国語学研究科ゲルマン系言語専攻修了 1988年 岐阜大学教養部助手 2002年 岐阜大学地域科学部助教授 2011年 岐阜大学地域科学部教授 研究分野:私自身の専門は英文学(18世紀イギリスの小説、特にローレンス・スターンの『トリストラム・シャンディ』に関する研究)ですが、学生と行っているゼミでは、英語圏および日本の映画・漫画など、ポップカルチャーを扱うことも多いです。 |
三浦真先生 東京大学宇宙線研究所助教 テーマ: 「物質とニュートリノとスーパーカミオカンデ」 メッセージ ニュートリノは、昔から人類が「物質」ってなんだろう?ということを研究し続けた果てにたどり着いた、究極の粒子の一つです。歴史をひもときつつ、スーパーカミオカンデの挑戦について話します。 1966年 埼玉県生まれ 1995年 筑波大学博士課程修了 1995年 東京大学宇宙線研究所 助手 2007年 東京大学宇宙線研究所 助教 |
山田悟先生 東北大学ニュートリノ科学研究センター助教 テーマ: 「カムランド実験で探るニュートリノ」 メッセージ カムランド実験では1000トンの“光る油”を使って、謎の多いニュートリノという素粒子の性質を調べています。現在、新しいテーマの実験を始めようと準備を頑張っているところです。皆さんに物理や実験に興味を持っていただけたらと思います。 2004年 京都大学大学院理学研究科卒業 2004年 日本原子力研究開発機構博士研究員 2006年 東京大学宇宙線研究所特任助手 2010年 東北大学ニュートリノ科学研究センター助教 |
フィールドワーク スーパーカミオカンデ、カムランドの見学 |
高木繁先生 名古屋工業大学工学教育総合センター、アドミッション・オフィス長 テーマ: 「金属イオンによる土壌汚染、影響と浄化法について」 メッセージ 土のもつ様々な性質を化学の眼で見て、照会していきます。放射性物質そのものは僕の専門ではないのですが、一般的な土壌汚染に関する視点から、現在問題になっている放射性物質による土壌汚染についても考えていきたいと思います。 東京都出身 1979年 東京大学理学部化学卒業 1985年 東京大学博士課程理学系研究科化学卒業 |
井戸哲也先生 独立行政法人 情報通信研究機構(NICT) 時空標準研究室 主任研究員 テーマ: 「日本標準時・光周波数標準を通して見る絶対と相対」 メッセージ 日本標準時に代表される時刻は、人間によって作り出され、維持され、そしてさらにもっと正確な絶対的な時を求めて、不断の研究が今もされています。絶対的なものを求めれば求めるほど、相対的なものに依存することになる。そんな時刻・周波数標準の世界を眺めて、その背後にあるもっと普遍的な物事の考え方を掴んでもらえたらと思います。 1970年 岐阜県加茂郡八百津町出身 1989年 私立滝高校卒業 1993年 東京大学工学部物理工学科卒業 1995年 同修士課程卒業 1998年 同博士課程卒業 1998年 科学技術振興事業団ERATOプロジェクト研究員 2002年 JILA(米国、連邦標準技術研究所(NIST)とコロラド大学の共同研究機関)Research Associate 2006年 独立行政法人 情報通信研究機構 主任研究員 |
杉山寛行先生 名古屋大学理事・副総長 テーマ: 「『よむ』ことを考える」 メッセージ 何かを伝えようとする時、その表現にはさまざまな「かたち」が用いられます。身振り、音楽、文字、絵画、映像・・・。それら媒体の異なりは直接表現の違いになります。そうした特徴を理解したうえで表現されたものを「読んで」(理解して)みましょう。 名古屋大学文学部卒業、同大学院文学研究科修士課程終了、博士課程単位取得後退学。以降、名古屋大学文学部講師、助教授、教授を経て現職。専門は、中国古典文学。 平成18年より教育担当理事、副総長。 平成21年より総務、入試、学生支援担当理事、副総長として大学全体の組織、教育、学生支援等の課題に取り組んでいる。 |
高田陽一郎先生 京都大学 防災研究所 地震予知研究センター助教 テーマ: 「地震の姿を見る」 メッセージ 地震の姿を捉えるために多面的な観測が行われています。しかし、皆さんの耳に入るのは、そのほんの一部でしょう。実際のデータに触れて、地震学の深みを感じて戴ければと思います。 東京都立戸山高校卒 東京大学理学部地球惑星物理学科卒 東京大学大学院理学系研究科地球惑星物理学専攻 修士課程修了 東京大学大学院理学系研究科地球惑星科学専攻 博士課程修了(2002年理学博士) 北海道大学理学研究科地球惑星科学専攻、米国コロラド大学地質学科、 英国オックスフォード大学地球惑星科学科、北海道大学大学院理学研究院自然史科学専攻、 海洋研究開発機構地球内部ダイナミクス領域(横浜研究所)を経て、2010年6月1日より現職 |
◆夏セミナー初のミニゼミ開催◆ ◆交流会◆ |
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中村光廣先生 名古屋大学理学部研究科准教授 テーマ: 「とある冒険の旅」 |
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