青木新門先生
冠婚葬祭会社(現オークス)非常勤監査役
映画「おくりびと」の原案「納棺夫日記」の作者

テーマ: 「いのちのバトンタッチ」〜映画「おくりびと」に寄せて
            
1937年 富山県下新川郡入善町荒又生まれ。
早稲田大学中退後、富山市で飲食店「すからべ」を経営する傍ら、文学を志す。吉村昭氏の推挙で「文学者」に短編小説「柿の炎」が載るが、店が倒産。
1973年 冠婚葬祭会社(現オークス)に入社。専務取締役を経て、現在非常勤監査役。
1993年 葬式の現場の体験を「納棺夫日記」として著しベストセラーとなり全国的に注目される。
1998年 「納棺夫日記」は米国で「Coffinman」と題され英訳出版される
2008年 「納棺夫日記」を原案とした映画「おくりびと」がアカデミー賞を受賞して再び注目される。
現在は主に、著述と講演活動。著書に「納棺夫日記」 小説「柿の炎」 詩集「雪道」 童話「つららの坊や」 チベット旅行記「転生回廊」など。
先生からのメッセージ
「私は、マスコミなどでは『作家・詩人』などと肩書きをつけられていますが自分では作家とも詩人とも思っていない人間です。肩書きなどレッテルを貼られると、不安になるのです。<最高に幸せな人生とは、ありのまま安心して生きることだ>と知ったからには、不安をもたらすようなものは、なるべく身につけないようにしているのです。今では納棺夫もやっていませんし、作家でもなく詩人でもないとしたら、じゃあお前は何者だと問われれば、在家仏教徒と答えるしかありません。在家仏教徒ですから、宗派などありません。組織が苦手なのです。レッテルを貼られる前の裸の人間でありたいのです。」
高木繁氏先生
名古屋工業大学教授・工学教育総合センターアドミッションオフィス長
テーマ: 「薬工連携 工学から薬学へのアプローチ」

東京都出身
1979年 東京大学理学部化学 卒
1985年 東京大学博士課程理学系研究科化学 卒
古賀真之先生
東北大学ニュートリノ科学研究センター准教授
テーマ: 「地球物理学とカムランド」

長崎県諌早市出身
信州大学理学部卒業
新潟大学大学院理学研究科修士課程修了
東北大学大学院理学研究科博士課程修了
亀田純先生
東京大学神岡宇宙素粒子研究施設 助教授

テーマ: 「スーパーカミオカンデ実験で探る素粒子の世界」

新潟県出身
2001年 東京大学大学院理学系研究科博士課程修了
2001年-2002年 東京大学宇宙線研究所 研究員
2002年 博士(理学)取得
2002年-2004年 高エネルギー加速器研究機構 研究員
2004年-2007年 東京大学宇宙線研究所 助手
2007年- 同 教授
先生からのメッセージ
「スーパーカミオカンデ実験での研究成果の一部を紹介したいと思います。興味がある人はhttp://www-sk.icrr.u-tokyo.ac.jp/sk/index.htmlに研究内容が紹介されていますのでご覧下さい。」
フィールドワーク 
東京大学宇宙線研究所神岡宇宙素粒子研究施設スーパーカミオカンデと
東北大学ニュートリノ科学研究センターカムランドの見学
北岡明佳先生
立命館大学文学部人文学科心理学専攻・教授

テーマ: 「錯視のつくりかた」

1961年 高知県生まれ。
1991年 筑波大学大学院博士課程心理学研究科修了後、東京都神経科学研究所勤務。
2001年 立命館大学へ。
専門分野は知覚心理学、特に錯視の研究。
先生からのメッセージ
「いわゆる目の錯覚のこと錯視(さくし)と言います。錯視にはいろいろな種類があり、さまざまな原因やメカニズムが関係しています。これらのことをわかりやすく解説するとともに、実際にいくつか錯視図形を作ってみることにしたいと思います。」
肥後睦輝先生
岐阜大学地域科学部 自然環境保全学研究室教授
テーマ: 「里山の生物多様性とヒトのかかわり」

1987年 北海道大学大学院農学研究科博士課程単位取得退学。
1987年 岐阜大学助手農学部。
1988年 農学博士。
1996年 岐阜大学地域科学部助教授。
2008年 岐阜大学地域科学部教授。
先生からのメッセージ
「もっとも身近な自然でもある里山の成り立ちやそこに生活する生物の多様性について、生態学的視点とヒトのかかわりという視点で理解を深め、さらに里山の生物多様性がもたらすサービス機能に目を向けることで、里山を保全する意味を考えてみましょう。」
大島まり先生
東京大学情報学環教授・東京大学生産技術研究所教授
 
テーマ: 「サイエンスする楽しさ、そして喜び」

1992年 東京大学大学院原子力工学科博士課程修了、工学博士。4月より東京大学生産技術研究所 助手として勤務。
1995年〜1996年 スタンフォード大学へ客員研究員として留学。
1998年 東京大学生産技術研究所 講師。
1999年 東京大学生産技術研究所 助教授。
1999年4月〜2000年3月 筑波大学との併任助教授。
2000年 東京大学生産技術研究所 助教授。
2005年 東京大学生産技術研究所 教授。
2006年 東京大学情報学環 教授・東京大学生産技術研究所と兼務。
専門分野はバイオ・マイクロ流体工学。特に、脳動脈瘤や動脈硬化症などの循環器系疾患の原因となる血管病変に関するメカニズムの解明を中心に研究に取り組んでいる。また、「研究を通しての科学技術教育」としてサイエンス・コミュニケーションに取り組み、科学技術リテラシーの向上のために出張授業などの様々な活動を行っている。特に生研においてSNG(Scientists for the Next Generation) を立ち上げ、青少年向けの生研公開や出張授業などを企画し、科学技術教育を推進している。
1991年3月 日本シミュレーション学会奨励賞受賞。
2002年5月 大学婦人協会守田科学研究奨励賞。
2004年4月 日本機械学会教育賞。
2007年12月 JMCM Fellows Award。
先生からのメッセージ
「サイエンスの果たす役割は社会的そして経済的にこれからもっと大きくなるでしょう。そんなExcitingなサイエンスに是非チャレンジして下さい。
フィールドワーク(選択制)
砂防見学 または 山中和紙体験

佐藤修二先生
名古屋大学名誉教授
テーマ: 「望遠鏡の誕生とガリレオ、ケプラー、ニュートンの時代」

1945年 福岡県生まれ。
1968年 大学卒業後、大学院で天文学を専攻。京都大学や東京天文台(現在国立天文台)を経る。
1992年 名古屋大学に移り、2008年に定年、名誉教授の称号を授与される。この間、上松天体赤外線望遠鏡(長野県)、IRSF/SIRIUS望遠鏡(南アフリカ)を建設して、観測的天体物理学を研究した。
先生からのメッセージ
「今年2009年は世界天文年です。ガリレオが自作の望遠鏡をのぞいて驚愕したのは、1609年、それからちょうど400年目です。ガリレオやケプラーの時代(17世紀)は「式と図形の関係」や「対数」が考案された時代です。ガリレオの落体の法則、ケプラーの天体運行の法則、そしてニュートンの力学の法則が明らかになりました。その頃、ヨーロッパ大陸は30年戦争のさ中でしたが、日本は江戸幕府が開かれて、ポルトガルやスペイン、オランダが訪れました。
☆数台の望遠鏡を使って、星空観望をします!
雲がはれるのを待つ間、望遠鏡の解体、組み立てをやったり、星空の講義を受けるなどして、講師の先生と楽しい時間を過ごしていました。残念ながら雲が多く、星空を眺める とはいきませんでしたが、時折顔を出す月を数種類の望遠鏡で見たりしました。
丹生潔先生
名古屋大学名誉教授
テーマ: 「原子核乾板によるチャーム粒子発見」

1925年8月2日 出生
1953年 名古屋大学理学部物理学科卒業
1956年 東京大学原子核研究所 助手
1958年 中間子多重発生の火の玉モデル提唱
1959年 名古屋大学 理学博士
1961年 仁科記念賞受賞(火の玉モデル)
1964年 東京大学原子核研究所 助教授
1971年 チャーム粒子発見名古屋大学理学部 教授
1989年 停年退官 名古屋大学名誉教授
1993年 欧州素粒子物理学研究所CERN客員教授
2005年 瑞宝中綬賞受賞
2008年 坂田・早川記念メダル受賞
先生からのメッセージ
「写真フィルムというありふれた材料も、使い方をちょっと工夫する事により、未知の素粒子の発見に役立てることが出来ました。若い皆様の工夫と努力とを待っている問題が、宇宙や素粒子の研究分野にも、山ほどあります。」

湊晶子先生
東京女子大学学長
(社)私立大学連盟理事・常務理事・ワールド・ビジョン・ジャパン(NPO) 理事
テーマ: 「真の国際人とは?」

1932年生まれ。
1955年 東京女子大学文学部社会科学科卒業。
フルブライト奨学生としてホイートン大学大学院修了(神学修士)。ハーバード大学客員研究員、NHK教育テレビ英語会話中級講師東京基督教大学名誉教授。東京女子大学教授。
2002年4月 東京女子大学学長に就任(現在に至る)。ワールド・ビジョン・ジャパン(NPO) 理事として開発途上国の女子教育支援活動に長年従事。
2005年 「新渡戸・南原賞」受賞。
2008年 ホイートン大学より名誉博士号授与される。
二男一女の母。
先生からのメッセージ
「地球には国境はなかった!」宇宙飛行士 毛利衛氏が地球に帰還した時の第一声でした。しかし現実には争いが絶えません。「われ太平洋の橋とならん」と言われた新渡戸稲造先生のメッセージを中心に「真の国際人」について考えてみたいと思います。
2009
これまでに開催したセミナーの報告です
   先生方の肩書はセミナー開催当時のものです。
   講義順のご紹介です。

 ― 2009.8.6 〜 8.9 開催 ―
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