小柴昌俊東京大学名誉教授による記念講演
テーマ:「私たちは何て幸せ」。  
予定時間を大幅に超える熱いお話でした。

「いつか達成したいと思ってい『夢のたまご』をたくさん持っていて下さい。その卵のことをいつでも本気で考えていれば、いつかきっと何とかなると思うよ。」
ウィリアム・スティール国際基督教大学教養学部長
テーマ:「失われた歴史の再生・・・地方史を学ぶその意味とは?」

古い民家を移築したセミナーハウスでの講義。先生は90分間正座をしたまま。生徒は・・・?
吉野作造などを引用しながら、地方自治についての講義でした。
高木繁名古屋工業大学助教授 
テーマ:「化学から医学へのアプローチ」

工学や理学をやっていて、医学に対してどのような貢献ができるか、DDS(Drug Delivery System)について、の講義でした。薬の飲み方、薬の利く仕組み、特にDDSという薬を患部だけに運ぶ仕組みは驚きでした。
末松良一・名古屋大学教授と玉屋庄兵衛・九代目尾陽木偶師
によるロボットとからくりの関係を解き明かす講義
テーマ:「日本人のロボット観 からくり人形に学ぶホームロボットの進むべき道」
日本人のロボット好きはアトムや鉄人28号に代表されますが、もとは何百年も続いたからくり人形からきています。日本各地のだしからくりの映像では、ついつい感情移入してしまう「からくり」の表現方法に驚かされます。
最新のロボット映像では人型ロボットが多く紹介されました。先生はこれから作られるロボットはどんなロボットが良いだろうか?そしてロボットが人間に与える効果について考えてみてください。世界中の人々が安心して使えるホームロボットの誕生を願っていると締めくくられました。
玉屋先生制作のからくり人形の実演では、受講生皆が人形を手に取らせてもらい「からくり」の仕組みの説明を受けました。中でも、先生制作の「弓引童子」(世界最高峰のからくり人形といわれ、オリジナルは2体しかない!!)は素晴らしいものでした。
  海野和男・昆虫写真家によるフィールドワーク

飛騨市河合町に移動し、まずはカメラ(一眼レフのデジカメ)の使い方を習い、スキー場に移動し写真撮影をしました。
夜には撮った映像をスクリーンに映しながら海野先生からコメントをいただきました。
河合町からの帰りに古川町の黒内果樹園により
桃狩りをしました。果樹園の方から、桃のもぎ方を習い慎重にそれぞれがGET
!
佐藤修二・名古屋大学教授
テーマ:「世界の広がりを測るー6月8日における金星の太陽面通過に因んで」
天文単位(地球から太陽までの距離)がどのように測られたか。それは、金星の太陽面通過を利用し、地球と金星の距離を測ることが基礎になっている。驚いたことに、キャプテン・クックも探検だけのの航海に出たのではなく、1769年の金星の太陽面通過を観測するためだったとは!
Gillが1877年に火星と小惑星を使って決めた数値(0.2%の誤差)が、1960年まで使用され、現在はレーザーにより計測されている。
山田作衛・東京大学名誉教授
テーマ:「身近な現象を物理の基本に照らしてみたらどう理解できるか」

最先端の物理学についてごく身近な現象から入り、気が付くと素粒子の話になっていました。道具なしの実験もありました。講義の後に、質問攻めにあっている山田先生。先生は3日から滞在し、他の先生方の講義に出席し、受講生といつも一緒でした。
相馬恒雄・富山大学名誉教授
テーマ:「大陸のかけら飛騨帯」

飛騨帯・付加体という鍵となる言葉の解説から始まり、飛騨が日本列島の出来上がる元になった。飛騨帯を構成する岩石・鉱物について。地球科学と高校で習う地学との違いに話は進み、自然科学は直感と感性が大事である。数学とか物理とかと言う科目分けは教科書上のことで、地球科学はもっと広い分野のことで、皆さんにも広い分野に興味をもってもらいたい。
飛騨市神岡町にある神岡鉱業(株)の茂住坑の地下1000mにある東京大学のスーパーカミオカンデと東北大学のカムランドを見学。小柴先生がニュートリノを検出したのは、現在カムランドになっているカミオカンデです。写真はカムランドの見学風景。全員が静電気防止のための白い服を着用。
小長井憲二・日本亜鉛鉱業(株)社長による地価1000mでの講義。

ビデオを使い神岡に鉱石ができる過程・理由、そして鉱石が精錬される過程を講義。更に、「日本で10百万年前にできた閃亜鉛鉱もオーストラリアで10億年前にできた閃亜鉛鉱も同じ結晶構造を持つ」と言う話。 実際に坑道で岩石が露出しているところで、岩石の説明もありました。
講師の方と一緒に食事をします。
なごやかな雰囲気の中、受講生の質問攻めにあうフリードマン先生と廣田先生。
廣田和子・ネバダカリフォルニア大学国際教育機構Japan代表
テーマ:「英語学習のススメ」

アメリカ人の論理的思考の話から始まり、英語はコミュニケーションツールとしてばかりでなく、人との心のふれあいのツールである。豊かな知性、積極性、精神的タフネス、そして社会貢献できる人間=世界基準になるためにも英語学習の重要性は益々増加している。 
突然、キャンプファイアーをすることになり、宿舎前の広場で行いました。点火は沖縄からの受講生が行いましたが、ボッ!と言う大きな音とともに点火。火があまりに大きくなり一時退避。 花火も楽しみました。
加々美光行・愛知大学教授
テーマ:「アジアと出会うこと」

敗戦前年の1944年に生まれ、貧しさのため、3度死にかかった。現在も戦争が各地で続いている。戦争とはなんだったの?戦争何なのかを考えて欲しい。豊かさと貧困について、先生の体験をもとに話されました。今の若い世代の諸君は、よく夢を失った世代と言われる。おろかな夢に溺れず、地に足をつけた夢、しかし壮大な夢を持ってもらいたい。
  ジェローム・フリードマンMIT教授による記念講演
テーマ:「Reach For Your Dreams」

フリードマン先生の講義は英語で行われました。通訳は、写真右に写っている吉田千絵さん。講義内容:先生の生い立ちから始まり、画家になることを考えていた時に、アインシュタインの「相対性理論」に出会い、物理学の道に進みました。ノーベル賞受賞したクォークの研究についての話。知識と思いやりに根付いた輝かしい未来を手に入れるために、あなた方の力が必要だと言うことを忘れないで下さい、と結びました。
フリードマン先生より一人一人に修了証書が手渡されました。
2004
プレ
これまでに開催したセミナーの報告です
   先生方の肩書はセミナー開催当時のものです。
   講義順のご紹介です。


 ― 2004.8.3 〜 8.6 開催 ―
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